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女性に多い手の不調~メノポハンド~
メノポハンドという言葉をご存じですか?
更年期を迎える女性の中には、手指に不調を感じる方が多いです。最近注目されているのが、この「メノポハンド」です。
メノポハンドとは、更年期に伴うホルモンの変化により、手指のこわばりや関節の痛みなどが引き起こされる症状のことを指します。リウマチの検査を受けても異常が見つからず、「歳のせいだから仕方ない」「無理に使わないように」といった対応をされた方も多いかもしれません。
近年では、手指の疾患の一因として、女性ホルモンである「エストロゲン」の低下が関与していることが分かってきました。エストロゲンには、関節や腱の周りにある滑膜を保護する作用がありますが、更年期にはその分泌が減少し、滑膜が十分に保護されなくなります。これにより、滑膜が腫れることで関節炎が生じ、神経が圧迫されて痺れが起こりやすくなります。
もちろん、手指の疾患にはエストロゲンの低下だけでなく、他にもさまざまな要因が関係しています。また、手指の疾患は女性だけに起こるものではありません。
メノポハンドが進行すると、へバーデン結節、ブシャール結節、ばね指、ドケルバン症候群、手根管症候群、母趾CM関節症など、他の疾患につながる可能性もあります。
メノポハンドの対策
メノポハンドに対する対策としては、ホルモン療法、薬物療法、物理療法、運動療法などがあります。その中でも注目されているのが、大豆由来成分から作られる「エクオール」という成分です。エクオールはエストロゲンと似た働きをし、手指の不調を軽減する可能性があります。
エクオールの摂取目安は1日10mg。具体的には、豆腐200g(約2/3丁)、納豆50g、豆乳200ccを摂取すれば十分です。ただし、日本人の約50%は体内でエクオールを作れないため、大豆食品をいくら摂取してもエクオールを得ることができません。そのため、エクオールを作れない場合は、サプリメントでの摂取が推奨されます。
自分がエクオールを作れるかどうかは、市販のキットで簡単に検査できますので、気になる方はチェックしてみてください。
手指に不調を感じたら、早めに医療機関に相談し、適切な対処をすることが大切です。早期の対応で、穏やかな手指を保ちながら、人生100年時代を健やかに過ごしていきましょう。
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